*元外交官 原田武夫氏のレポートです。いい指摘です。

「これから明らかになる1,000兆円の損失という“大穴”」

本当の損失額は一体いくらなのか?日本の大手メディアは口が裂けても言わないことであるが、現在、米国を中心とした金融マーケットで生じている事態は「金融メルトダウン(溶解)」とでも言うべき展開である。“溶解”の名のとおり、これまで機能してきた金融システムが時間をかけて壊れていく=溶けていく過程であり、一時的なマーケットの調整(下落)のような、目に見える短期的なものではない。

「何でも良いから早く“底”が来てくれないか」

そうはやる気持ちを抑えられない読者もいらっしゃることだろう。実際、国内外の大手メディアは、「もうそろそろ底です」と無責任な議論を展開し始めており、「やっぱりするならバリュー投資、長期投資だろう」と具体的な投資戦略まで語り始めている。

しかし、長きにわたってこのコラムを愛読されてきた賢明なる読者の皆様は、きっとこうした議論に、もはや容易に騙されないのではないかと思う。繰り返しになるが、現在生じている状況は、これまでとは全く違い、じっくりと時間をかけて“溶けていく”過程だからだ。もちろんその間、乱高下はある。

今、思い起こすべきことは、1920年代末から数年間にわたって続いた“前回の”金融メルトダウンに他ならないと私は考えている。あの時も、直前まで金融バブルが続き、その後、一斉に崩壊。しかも“溶けていく”かのように3年余りの間、下落が続いたのである。そして、最終的にたどり着いたのは米国のダウ平均株価=41ドル(!)という驚愕の“底”なのであった。それから考えれば、今の水準は米国のみならず、世界中において「まだまだだ」ということが、自ずからお分かりいただけるのではないかと思う。

スイス勢が叫び出した「1,000兆円の損失」こうした状況の中、私が率いる研究所では、今年4月より次のような「予測分析シナリオ」を公表してきた。

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*原田武夫氏のブログから2009年を考える。      2009/01/05

「2009年 これから起きる5つの本当の焦点」

2009年もいよいよスタートを切った。昨年秋過ぎ頃から「100年に1度の大転換の年」と麻生太郎首相が言い始めて久しいが、いったい何が大転換するのか。

今年これから起きる“5つの本当の焦点”は以下のとおり。

(第1の焦点)

「米国がオバマ政権の下、デフォルト(国家債務不履行)を宣言する」

米国は連邦政府と地方政府とを合算すると昨年(07年)5月末の段階で邦貨換算すると約5500兆円ほどの累積債務を抱えてしまっている。「冷静に考えればオバマ政権が“CHANGE(変革)”を叫ぼうとまずはこの問題を片づけないと何も始められない」(独立系ファンド・マネジャー)というのがマーケットにおける評価。 オバマ大統領にとって自らが一番無傷で済むのは人事について議会承認も終わり、政策がほぼ確定する今秋までの間にこれまでの累積債務を無かったことにする、すなわち「デフォルト宣言」を行うことだ。これがあまりにも刺激的というのであればハイパーインフレーションによる、事実上の債務縮減というやり方もある。いずれにせよ、新通貨への切り替えと絡め、オバマ新政権が手を打つのは時間の問題となっている。

(第2の焦点)

「ブッシュ大統領が訴追され、米国の戦争ビジネスが大転換する」

先月、米大手テレビ番組に出演したバイデン次期副大統領が「イスラム系原理主義者の掃討作戦により捕らえた捕虜たちをグアンタナモ収容所などで虐待した件について、関係者を訴追するか否かは連邦司法省に委ねられている」と発言したことが大きな波紋を呼んでいる。なぜならこれら一連の作戦について最終的に責任を追うのはブッシュ大統領であり、チェイニー副大統領だからだ。とりわけ「デフォルト宣言」など、人心が大いに動揺する政策を実施するのであれば、それと“合わせ技”で過去を一掃するキャンペーンを展開する必要がある。すでに一部の地方裁判所はチェイニー副大統領に対する召喚命令を出すなどの動きに出ている。前職大統領が戦争犯罪で訴追されるという前代未聞の出来事が待ち構えている可能性が高い。

(第3の焦点)

「米国が気候変動問題に前のめりとなり代替エネルギーへの転換が大いに前進する」

オバマ大統領は選挙戦当時の公約で代替エネルギーへの転換による500万人分の雇用創出を約束してしまっている。したがってあとはこれを実施するタイミングが問題となっているわけだが、その際にカギを握るのが今年11月末から行われる気候変動枠組条約第15回締約国会合(COP15 デンマーク・コペンハーゲン)だ。

この場では2012年で失効する京都議定書に代わり、よりきつい温暖化効果ガス削減義務を定めた付属文書が合意される見通しであり、何よりも米国勢がここにきて前向きになっている。京都議定書の削減義務(1999年排出量を基準にして6パーセント減)を全く満たしていない日本はこれによって完全に追い詰められるはずだ。政府主導で「モーダルシフト」を進め、とりわけ物流セクターにおける自動車輸送から鉄道・内航海運輸送への転換が大車輪で進み、それがマーケットを大いに揺さぶっていくことになる。

(第4の焦点)

「イスラエルが窮地に陥り、領土縮小を余儀なくされる」

年末年始にかけてパレスチナ・ガザ地区への空爆、そして陸上戦へと進めたイスラエル。強腰の姿勢を崩していないが、彼らの狙いが2月10日に行われる国会(クネセット)の総選挙であることは明らかだ。実際、戦闘開始からリヴニ外相とバラク国防相という二人の首相候補が支持率を急騰させている。他方、安保理での作業を事実上ブロックしている米国に対し、ロシアやEUなどから非難は高まる一方であり、ドイツは国連平和維持軍の派遣まで提案したとの報道がある。

しかし、米海軍の展開動向、あるいは米陸軍における内部分析レポートなどを見る限り、米国がイスラエルをあらかじめ支持していたとは全く考えられない。むしろ、連邦上院における「外交族」の大物・バイデン次期副大統領がかねてより支持していた「中東における国境変更プラン」のタネとして、オバマ政権発足早々、米国がイスラエルの梯子を外す可能性が高い。最悪の場合、制裁決議まで含む安保理決議案が採択されれば、イスラエルは窮地に陥り、領土縮小すら視野に入ってくる。その間、原油マーケットは高騰し、他方で各国に散らばる親イスラエル勢力への風当たりが強くなるであろう。

(第5の焦点)

「今年前半に衆院総選挙が行われ、麻生政権が延命する」

目先のドル高の向こう側には“よりマシなマーケット”としての日本を狙う外資勢、とりわけ欧州系のファンドや投資銀行など“越境する投資主体”による動きが目立つようになっている。この年末にかけて、ドイツ勢、その次に英国勢がそれぞれ「日本」「北東アジア」の“買い”を突然、推奨し始めた。第1の焦点で述べた米国における激変の裏番組として日本の金融マーケットが実体経済の回復を伴わない形であれ高騰局面に入る可能性の高い今春、麻生太郎首相は解散総選挙に出るはずだ。その結果、野党勢力の奮闘も空しく、自民党が勝利する。もっともこのことは一部勢力が民主党と糾合するという意味での政界再編を妨げるものではないが、大勢には変わりはないだろう。いずれにせよ、にわかに始まる「選挙相場」で日本株マーケットは活況を呈することになる。

あらゆる出来事が「想定外」の展開を見せる可能性がある。くれぐれも「バカの壁」に入り込んで、「潮目」を外した対応をしないよう心掛けたいものだ。



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*小生の書いたものではありませんが、非常に良い内容です。読んで損はありません。

正 樹

「今後の世界経済の動きは???」

2008年 11月



<富裕層は米国外に逃亡しても捕まえられる状況に>



2008年9月15日に米証券(投資銀行)大手のリーマン・ブラザーズが破綻して以来、世界的に金融危機が広がり、実体経済の方にまで危機感が関心高まったのを受けて、米政府は緊急に最大7000億ドル(70兆円)もの公的資金を使って不良資産を買い上げることを骨子とする金融安定化法案(金融救済法案)を策定した。

ところが、9月29日に、米下院で国民の税金を使うことに対して共和党の保守派と、民主党のリベラル左派が、共同して反対に回ったたことで否決された。議会の両党の指導部の統制が効かないことが露呈した。このことで、同日の株価が暴落して、NYダウは、前日比777ドル安という一日での史上最大の下げ幅を記録した。

これまでさんだん大儲けしてきた銀行(金融法人)が急激な資金不足(資本不足)に陥った事態を救済するために、信用収縮(クレジット・クランチ)と更には、全般的なシステミック・リスク(信用崩壊)を回避するために、国民の税金を投入すること(tax money injection 公的資金)に対して、米国民から大きく反発を受けた。

このことに配慮して、当初の法案を、銀行が抱える不良資産(バッド・アセット)の買い取り分を2500億ドル(25兆円)に限定し、大統領の判断で1000億ドル(10兆円)を追加できることにし、さらに残り3500億ドル(35兆円)については議会の承認を得ることを条件とする、という三段階に法案を改訂した。

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現在、豊橋市ですら、あまり、内容のない「産業雇用生活支援策」を発表(2008/12/26)する事態になってきました。バブル崩壊後、若者、外国人労働者のような弱者受難の時代が20年近く続いています。

フリードマンの唱えた新自由主義は容赦なく、共同体社会を破壊していきます。しかし、その行き着く先は、利益社会も共同体社会の成員である一人、一人の人間が消費者、生産者として支えていることを考えれば、長い目で見れば、社会そのものの存続が危険にさらされることを意味しています。

(引用))

~若者の非正規雇用が急増=10代後半は7割に-青少年白書~



内閣府は21日、2008年版「青少年の現状と施策」(青少年白書)を発表しました。若者の間で派遣や契約社員、フリーターなど非正規雇用の割合が増えており、10代後半では、ここ15年間で72%に倍増。内閣府は「中卒や高卒の若者が正規雇用職員になれず、非正規雇用に流れるケースが増えたのが要因」としています。総務省の就業構造基本調査によると、雇用者全体に占める非正規雇用者の割合は、1519歳が1992年の36%から07年には72%に、2024歳は17%から43%にそれぞれ増えました。非正規雇用の比率は全年代で増えていますが、2529歳(12%から28%)、3034歳(14%から26%)に比べると、24歳以下の増加幅が大きくなっています。

(産経新聞 2008/11/21

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「現在、マスコミが流している環境問題は大きな利害関係が絡んだプロパガンダに過ぎないという冷静な認識を一部の有識者にはやはり、持っておいてもらうのが良いのではないだろうか。

豊橋市議会でも二酸化炭素による地球温暖化を問題が取り上げられ、環境部長がIPCCの見解を鵜呑みにした見解を真剣に述べていた。しかし、真実は全く違うところにある。

日本は、国家戦略的に見ても、省エネ技術や二酸化炭素排出削減の技術が進んでいるため、温暖化対策が実施されることは有利にはたらく。排出規制が国際法になれば、中国など他のアジア諸国もいずれ調印せざるを得ず、その分経済発展の足かせを負うことになり、アジアで最初の先進国である日本にとっては都合が良い。日本が、温暖化対策という名の欧米中心体制を維持する企画に乗るのは国益を考えれば当然である。

しかし、二酸化炭素が地球温暖化の主要な原因だというのは真っ赤な嘘である。 地球環境に最も影響を与えているのは太陽系の質量の99%をしめる太陽であるのは自明のことである。だから、私は太陽黒点活動説が正解だと思っている。そう言えば、数年前にマスコミが大騒ぎしたダイオキシン問題も一部、焼却炉メーカーにとっては誠に都合の良い歪曲報道だった。そのために5兆円ものお金が地方自治体の焼却炉に使われたのであった。もちろん、豊橋市もその一つであった。」

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