*今回は本の紹介です。

小生は、ある書店の歴史ジャンルのコーナーで高橋五郎著、「天皇の金塊」「天皇のスパイ」を求めることができたが、人によっては、これらの本をトンデモ本に分類するのかもしれない。


十代の頃、司馬遼太郎の小説が好きでよく読み、「竜馬がゆく」の愛読者でもあった。本当の歴史もこう言った小説に書かれていたようだったら、どんなにか楽しく、明るい気分になれるというものなのだが、いろいろな本を読み、少しは政治の世界の話を聞き囓った小生は、現実はどうも全く違うと現在では確信している。


そう言った意味で大変、興味深いエピソード=俄に信じがたい話に溢れている本である。


おそらく、こういった歴史の裏話というものの真贋は、表面に表れた事象との論理的整合性の筋が結ばれるかどうかで判断するしかないのではないか。


間違いなく、普通の人は、今までに教えられた歴史との違いに愕然とするしかないのであるが、


真贋はともあれ、大変興味深く、おもしろいことは間違いない。取りあえず、小説として読むことをお勧めしたい。残念なことは、この本の文書が大変読みにくいことだ。



~日本の「円」が市場で一番評価されている(円高)本当の理由とは?~


一頃、特別会計に潜む「埋蔵金」が話題になっていたが、その他にも日本には、統計にあがっていない多くの”資産”が存在していると思われている。


その資産について述べる前に、日本の輸出産業に目を向けてみれば、GDPで世界の10%を占める日本の強みが見えてくる。「世界一」を誇る製品が多々ある。


車は勿論のこと二輪車、造船、工作機械、そして、物を作るために必要な金型。その他にも、半導体用シリコン、リチウムイオン電池、産業用ロボット、複写機、カメラ、家電製品などなど。


但し、日本は輸出大国ではない。輸出業のGDPに占める割合は9%程度である。(米国7%、欧州20%、韓国35%、台湾42%)


一番は、やはり製造業とサービス業で、5割を占める。


ところがである。日本の海外生産の比率が国内の4分の1に達している。つまり、輸出ではなく、現地生産をどんどんやってきたわけである。


面白いことに、アメリカ製の自動車の輸出のトップはホンダ、次にトヨタ 、GMと続く。言うまでもなく、現地で生産した車をそのまま輸出した方がコストはかからない。それ以上に税制面で優遇されるからだ。


このような事情から見えてくるものは何か。


「技術の輸出」である。海外では日本の技術者が多く働いている。


原子力発電技術、淡水化技術など、日本人にしかできない技術をたくさん輸出しているのである。当然のことながら、現地であげた業績はその国のGDPとなり、日本のGDPとはならないから統計に反映されない。しかし、必ず日本に還元されてくる利益であり、資産であることに変わりはない。この世界中に広がる技術輸出による利益を計上したならば、日本は世界の富の10%~20%は占めるとも言われている。


ここに、日本経済が破綻せず、やっていける隠れた要因の一つがあるのである。


そして、もう一つ、全く一般の方々が想像もしない要因が隠されているとも言われている。


~表向きは禁じられた「金保有」~


ニクソン・ショック(1970年)後、一国の通貨の価値は、基軸通貨ドルとの相対価値となった。金本位制に準じた金の裏付けが、それ以降、全くなくなったのである。


一国の経済は、通貨の価値により大きく左右される。有事の際は、その国の通貨が暴落し、価値が0になる=紙クズになる恐れがある。実際、ロシアやアルゼンチンなどは国家破産により通貨は暴落した。第2次大戦後、日本の”軍票”と呼ばれた戦時紙幣などは、まさに紙クズとなった。であるから、各国はニクソン・ショック後も、金(ゴールド)を保有し続けた。それがその国の最悪の場合の通貨の保証となるからである。


ところが、下記の数字を見ていただきたい。


1997年当時のデーターで恐縮だが、日本は圧倒的に外貨準備高で群を抜いているにも係わらず、その内訳に占める金の保有量は1%にしかすぎないのである。内訳のほとんどは、外国為替である。


<各国の外貨準備高(1997年12月現在/単位:100万米ドル)>


国名 合計 外国為替 その他 金の割合


フランス 55,929 25,002   27,097  3,830   45%


イタリア 77,545 21,806   55,431    308   28%


米 国  69,960 11,050   30,810 28,100   16%


イギリス 38,250  4,810   30,800  2,640   13%


ドイツ  85,349  7,762   69,853  7,734    9%


カナダ  17,969    146   15,122  2,701    1%


日 本 220,792  1,144  207,866 11,782    1%


これはどういうことなのか? 日本政府は国を守ろうとする気はないのだろうか?


実は、日本は金の保有量を国際的に制限されてきたのである。あまり公にはなっていないが、1975年の第1回サミットに先だって行われた10カ国蔵相会議で、当時の大平大蔵大臣は「日本は現在保有している金の総量を一切増加させない」と同意した(させられた。)


さらに、1985年のプラザ会議でも「日本の金準備は外貨準備の1%に凍結する」と決定されたのである。


このような同意や決定が、なぜ、なされたのか?


その後の日本経済を見ればわかってくるだろう。日本をアメリカの”属国状態”にするためである。すなわち、米国の借金のツケを日本に押しつけるために米国債しか買わせないように仕向けたのである! むろん、その米国債も勝手に売ってはいけない、売ったら日本が所有するアメリカの資産をすべて凍結する、と脅されていたのは言うまでもない。


そして、ブラザ合意後、円高を進行させ、日本のバブル経済を生み出し、一気に破裂させ、暴落した日本株を外資が買い漁っていったのである。


しかし、もし、日本に金が本当に756㌧しかないなら、とうの昔に日本経済は壊滅状態になっていたのではないか。日本を”生かさず殺さず”の欧米の日本戦略の基盤となり、なおかつ、こんなひどい仕打ちにも、”耐え難きを耐え、忍び難きを忍んできた”日本の生命線が、どこかに隠されているのではないか。


~日本の隠された力~


日本が、米国にこれほどのお金(一説には800兆円)を貢ぎながら国家を運営できるのは、なぜなのか?


金(ゴールド)の保有を制限された日本の”弱者”ぶりは明らかだ。


表向きは、欧米の言うがまま為すがままにせざるを得ないのは、”敗戦国”としての十字架を背負わされているからだろう。


たしかに、欧米の立場に立てば、戦後これだけの経済的発展を遂げさせたのは、GHQ政策から日米安保体制など米国をはじめ西側諸国の意図的に支えてきたからだという側面も否定できない。


「誰のお陰で飯が食えているんだ?」と女房に悪態をつく暴力夫の米国に、せっせと貢ぐ日本。まるで被虐と加虐の趣味があるかのような日米関係。


しかし、そろそろ、そんな関係も終わりに近づいているのかもしれない。


日本が保有している金は、756㌧。これは政府が公表している数字だが、時価に換算すると約2.2兆円分しかない。しかも、その金塊は、ほとんど日本にない。日銀の金庫には保管されていないのだ。どこに保管されているかと言えば、これがまたアメリカ。ケンタッキー州・フォートノックスにあるFRBの地下金庫だ。(『007・ゴールドフィンガー』のラストシーンで使われた舞台)そこには、日本だけでなく、世界中から集められてきた金塊がそこにあるという。


IMFや世銀(世界銀行)が発展途上国(属国)から担保や準備金として集めてきた金塊だ。金取引の際には、その国のブロックにある金塊を台車に乗せて取引先の国のブロックへ移動させるだけである。勿論、何かあれば、すぐに没収できるわけであるから、いわば”人質”のようなものである。


ニクソン・ショックは、表向きの”ドル・石油本位制”へもっていくための口実であって、実は、世界経済を裏側で支配している”覇権通貨”は、今でも本当は金だと認識すべきだという根強い意見がある。


だから、人質にもなりうるし、脅しも効くのである。


金を奪われた国は滅びるのである。(かつての帝政ロシアもそうだった!)


逆に金を多くが持つ国が、経済覇権を握るのである。


その金争奪戦こそが、真の経済戦争であり、そのために政治も国家も戦争もテロも利用するのである。(であるから、現在、表向き米国の覇権が揺らいでいるのも、米国から金が流出しているというのが、真相ではないか。)


したがって、日本がこれだけ痛めつけられても世界一の債権大国だということは、なにを隠そう、莫大な”覇権通貨=金”を隠しているからだと考えるべきなのかもしれない。そうでなければ、たった756㌧の金で日本経済がもつわけがない。


そのように考えていくと、日本には、1万トン以上にも及ぶ「天皇の金塊」が隠されているという話が俄に信憑性を帯びてくるのである!


「円高で大変だ!」というマスコミ報道を聞きながら、また、格差社会、授業料を払えない子どもたち、派遣切り、そう言った日本経済社会の状況を見ながら、何故、世界で日本の「円」という通貨が一番強いのか=評価されているのか、あなたは素直に考えてみたことがあるだろうか?


また、自国の通貨が強くなることを大変だと騒いでいる日本のマスコミの不思議さに気がついたことがあるだろうか?


自国の通貨が強くなって滅びた国は歴史上、存在しないのだ。


そう、考えていくと初めは荒唐無稽だと思われた「天皇の金塊」という本に書かれたことが、案外、本当かもしれないと思えてくるはずだ。


ところで、「天皇の金塊」という本には、次のようなことが書かれている。


・明治政府以降、日本という国が世界的金融財閥(ロスチャイルド)の政策によって 動かされてきた、日本の天皇家とイギリス王室との密接な関係。(隠された主従関係)


・第二次世界大戦のときまで日本がアジア各国から略奪してきた大量の金塊(『黄金 の百合』と呼ばれる)が、日本の戦後復興の担保となりファイナンスに使われてき たこと。


ちなみにそれはフィリピンの山中などに今でも存在しており、かつて小野田少尉(陸 軍中野学校卒)が、フィリピン山中から出てきて世間を驚かせたが、それは彼が金庫 番をしていたからだということも書かれている。そして、小野田氏は口封じのため  すぐにブラジルに事情をよく知る笹川良一氏によって移住させられた。


・第二次世界大戦をはじめとする戦争が世界的金融財閥の企画立案によって起こされたものであり、その資金の出し手として日本が大きな役割を果たしてきたこと。


つまり、日本は大きなダメージを負った「敗戦国」という表向きの結果と裏腹に、 金融においては驚異的な戦後復興を遂げた「戦勝国」としての裏の顔を持つことなどが、この本に書かれている。


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